ミュージシャン紹介の続きです。

Hugo Pilger(Cello)[左]、Leandro Braga(Pf,Arranjo)[右]
●レアンドロ・ブラガ(ピアノ、アレンジ)今回のCDはどうしてもピアノを入れたかったのです。ピアノの音がすごく好きだから。
一番ピアニストを探すのに時間をかけました。
ちょっと霧がかかったような艶やかで深い音を出すピアノがいいなぁと思い、いろんな
CDを聞き返して探して、イメージに一番近かったのがレアンドロのピアノでした。
私は「homenagem ao Tom Jobim」というジョビンへのトリビュートCDで彼を知ったの
ですが、話をしていたらミウシャ(シコ・バルキのお姉さんで、ジョアン・ジルベルトの
前の奥さん)のバックで長年弾いていたとのこと。
João e Mariaのアレンジとピアノがピカイチなのも納得です。
●ウーゴ・ピウジェー(チェロ)名前を知っているリオのチェロ奏者と言えば、ジャッキス・モレレンバウムぐらい。
「さぁ、どうしよう?」と思っていたところにコーディネーターさんから勧められたのが
この人でした。
実際に会ってみて、その音色の美しさに「この人に頼んで良かった!!」と思いました。
物腰も柔らかくて穏やかな人で、チェロの話をするといろんなことを教えてくれました。
普段はオーケストラでクラシックを中心に弾いているそうです。

Zé Maia(B)
●ゼ・マイヤ(ベース)エリス・レジーナのバックバンドで演奏していたベーシスト ルイザォン・マイヤの
息子さんで、彼とは日本で一度会ったことがあったのです。
ルイザォンは最後の奥さんが日本人だったので、亡くなった後にお父さんが最後に
居た場所を見たいと来日していたのです。
その時に彼が飛び入りで「コルコヴァード」を演奏していたのですが、その音の深さと
軽やかなリズムに感動したことを今でも覚えています。
いつかブラジルでレコーディングするときには絶対にベースを弾いてもらいたいと
思っていて、今回是非にとお願いしました。
そして話が盛り上がりすぎて、彼だけスタジオで写真を撮り忘れました(^^;;
写真は、ラパのライブハウスで演奏している時の写真です。